秋の食べ物と料理のコツを紹介!「陽性」の食べ物でぽかぽかに|オーガニック・マクロビ料理教室G-veggie
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秋の食べ物と料理のコツを紹介!「陽性」の食べ物でぽかぽかに♪



こんにちは、オーガニック・マクロビ料理教室G-veggie代表のはりまや佳子です。

澄み渡る空気が心地よく感じられる今日この頃ですが、いかがお過ごしですか?


秋は気温も徐々に下がり過ごしやすくなってきますが、湿度も低下して乾燥しやすくなります。咳が出たり、のどが痛くなったり、声がかれやすくなったり。

喉や鼻から風邪をひきやすくなりますので注意しましょう。


そんな乾燥の秋におすすめの食材はこちら!


全ての食べ物の代表選手: 秋の食べ物

【秋の食べ物】

  • 穀物 …玄米・もち

  • 野菜 …根菜(人参・蓮根・大根)・濃い緑の野菜の葉(大根の葉・人参の葉)

  • 豆製品 …大豆

  • 海藻 …ひじき

  • 魚介類 …小さい海魚(イワシ、ワカサギ)

  • 果物 …りんご・柿


上記の食材をみてみると、秋の食べ物の特徴として、中庸または体を温める陽の力が強い食材が多いことが分かります。 


食事の全体の50%~60%を占める穀物の中でも、玄米は一粒から700~1000粒の米を生み出すほど、強い繁殖力がある生命力が高い食べ物で、最も中庸に近い食材です。



りんごも、果物の中では最も中庸に近いと言われています。 

果物は強い陰性の力が多く体を冷やしやすいので、これから寒くなる季節はなるべく控えた方が良いですが、食べるとすれば体温の高い昼間やランチの後に食べる事をオススメいたします。




また、秋は水分量の多い根菜の人参、大根、蓮根をタップリ召し上がってくださいね





秋のお料理のコツ


味付け…気温の下降に伴ない、塩気を増やす。


塩は陽の力が強いので、体を温める効果が高まります。 また、油には体に熱を留める効果がありますので、塩気に加え油も多めにして濃厚な味付けにするのも良いでしょう。




調理方法…焼く・煮る・きんぴら・圧力長時間の炒め物・煮物・プレスサラダ


調理法は煮炊きの時間を長くすることがポイントです。火を使い、陽の力をゆっくりじっくりお料理に与えていきます。


秋の調理方法の中でも特にお勧めしたいのが「圧力鍋」。 圧力鍋は陽の力が強いので、これからの寒い季節には向いています。


赤色は陽の力、青色は陰の力とされていて、青色のガスは陰の力となるので圧力鍋を用いることでより陽の方向へ近づけることができます。


また、「きんぴら」というのは料理名ではなく「炒め煮」という調理法を指します。



調味料…おろし生姜や大根などのピリッと辛い物を食べる回数を増やす


お味噌汁やおかずがもう一味足りないと思った時には、調味料を足すのではなく、すりおろした生姜や大根おろしを添えてみてください。


すりおろした生姜や大根おろしの軽い陰性の力が、お味噌汁やおかずの陽性さを中和して、何とも言えない美味しい味に仕上がります。


これが秋の味付けの秘訣ですので、是非、おためしくださいね。


日本には四季があり、気候によって食べる食材を変え、食と上手に付き合っていくことは生きていく上でとても大切なこと。 


秋は味覚のシーズン!!

食を心から楽しみ、ご自身の身体の健康の軸を作りましょう。


心と身体の中心軸をつくるためには…

一番おすすめの食べ物は、もちろん玄米!!

現代日本人が主食にしている白米には、たくさんの炭水化物が含まれていますが、食物繊維やビタミン、ミネラルなどの栄養素が含まれていません。

一方、玄米の外側の米糠(こめぬか)の部分には、それらがタップリ含まれていますので、お米を食べるなら玄米がおススメです。

特に米糠に含まれる食物繊維は不溶性食物繊維で、水分を吸収してお腹の中で何倍にも膨れるため、とても腹持ちがいいのが自慢。

食欲の秋でついつい食べ過ぎてしまう方は、玄米をよく噛んで食べれば心も身体も満足しますので、食べる量を少なくすることができます。

その上、腸内では腸壁を刺激して腸の運動を盛んにし、不必要な物質を便として排出させますので、食べれば食べるほどにお腹の中からスッキリ。

我慢しなくても体重のコントロールもでき、おまけにお肌に調子まで良くなるところが魅力です。

また、食物繊維には糖尿病の予防、動脈硬化の予防と治療、大腸がん発生率の抑制効果、有害物質の排出等の効果が期待出来ます。 





G-veggieがおススメしている玄米は、無肥料・無農薬、そして田圃を一切耕さない無耕作の「自然農耕法(略して自然耕)」で、最上級のオーガニック玄米。

肥料は大豆や青米を用いた完全有機栽培を行っているので、田んぼにはメダカやドジョウ、タニシといった生き物が沢山住んでいます。

そして、今年も収穫の時期にはサギやツバメが集まり、稲刈りを盛り上げてくれたおかげで2021年の新米も美味しく出来上がりました。


【椿農場の玄米】(今年の新米です)


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玄米は今も昔も日本人の健康の源


江戸時代まで私たち日本人の主食は「玄米」でした。

その頃の食生活は、現在のように肉や野菜などの副菜は少なくお米が中心で、一日4~5合(ごはん茶碗8~10杯)も食べていたそうです。

そして、お米は薪(まき)で炊いていましたが、玄米を炊飯するためには、たくさんの薪が必要でした。


地方に住む人は薪を自給していましたが、都市部に住む人は薪を購入しないといけなかった為、薪が少なくでもふっくらと炊ける白米が好まれるようになりました。

こうした理由から、江戸を中心とした都市部では、白米を食べるようになったのです。

でも白米ばかりの食生活になって、当時都市部で流行った病が「脚気(かっけ)」。

「江戸煩(えどわずら)い」とも呼ばれていました。


この病は主食が玄米から白米に変わったことにより、玄米の糠層に含まれるビタミンB1が欠乏したことが原因でした。


脚気の流行は白米の広がりと共に地方にも拡大し、昭和初期まで続いていたそうです。

その後、栄養価の高い玄米食が見直され、昭和20年には国によって玄米食を推進する「食生活指針」が出されました。


ですから「マクロビオティック」の玄米食のススメは、昭和初期及び中期から現代風に受け継がれた、バランスのよい食生活の提案で、飽食の時代の今でも一番大切な主食の食べ方と言っても過言ではないでしょう。

食はトレンドやブームではなく、歴史に基づいた文化です。


私たち日本人を世界一の長寿国に導いてくれた玄米の力で、お腹の中からスッキリして、心と身体に強い中心軸をつくりましょう!


今日も最後まで読んでいただきまして、本当にありがとうございました。


それでは今日もお日様のように明るく笑って、お月様のように穏やかな気持ちで楽しい一日をお過ごしくださいね。






 はりまや佳子

オーガニック・マクロビ料理研究家

2006年3月に大田区にてマクロビオティック料理教室G-veggie(ジィ・ベジィ)を立ち上げ、現在15年目を迎える。在籍生徒数は約200名で、北は北海道、南は九州から通っている生徒さんも多数。 2012年10月30日にキレイ料理レストラン「G&V」を東銀座にオープン。2015年2月日本オーガニックライフ協会を設立。



【美味しく食べて、身体を中からキレイになれる】

オーガニック・マクロビ料理教室G-veggie

代表 はりまや佳子

〒144-0031 東京都大田区東蒲田2-5-11

Tel : 03-6715-8772 / fax : 03-6733-8760



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