実践!オーガニックライフ

子供の好き嫌いをなくす それが本当の食育です。


子供のための食育基本法

最近、食品添加物や過剰な砂糖の摂取によるバランスの悪い食生活、朝ご飯を食べない、異常な痩せ願望、食生活の乱れが原因で子供の健康問題が深刻化しています。

日本では平成17年に食育基本法が、平成18年に食育推進基本計画が制定され、子どもたちが食に関する正しい知識と、望ましい食習慣を身に付けることができるように、学校でも積極的に「食育」に取り組むようになりました。

食育基本法の中では、

(1) 生きる上での基本であって、知育、徳育及び 体育の基礎となるべきもの

(3) 様々な経験を通じて「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、健全な食生活を実践することができる人間を育てること

と説明しています。

文部科学省では、栄養教諭制度の円滑な実施と、食に関する指導の充実に取り組み、また、学校における食育の生きた教材となる学校給食の充実を図るため、地元で採れた食材の活用や米を主食にした給食の充実を進めていますが、さてこの「食育」という言葉、一体いつごろ、誰が使いはじめたのでしょうか?

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日本の食育の原点は?

日本の食育の原点といわれている書物は、正徳2年(1712年)に福岡藩の儒学者、貝原益軒によって書かれた、「養生訓(ようじょうくん)」という健康(養生)についての指南書。 貝原益軒83歳の時の著作で、実体験に基づき長寿を全うするための身体の養生だけでなく、精神の養生も説いているところに特徴があり、一般向けの生活心得書として、広く人々に愛読されてきました。

この「養生訓」をもとに食事の大切さを説き普及された方が、石塚左玄(いしづか・さげん)。

福井県出身で陸軍薬剤監だった石塚左玄は、45歳のときに出版した「化学的食養長寿論」(明治29年)の中で、地方に先祖代々伝わってきた伝統的食生活にはそれぞれ意味があり、その土地に行ったらその食生活を学ぶべきという「身土不二(しんどふじ)」の原理を発表し、食の栄養、安全、選び方、組み合わせ方の知識と、それに基づく食生活が心身ともに健全な人間をつくるという教育、すなわち「食育」の大事さを説いています。

「食育基本法」の礎は、石塚左玄の教えそのものであり、「食育」という言葉を日本で初めて使った「石塚左玄」は「食育の祖」と呼ばれています。

また、石塚左玄は「通俗食物養生法」(明治31年)で、「今日、学童を持つ人は、体育も智育も才育もすべて食育にある」と述べています。 この意味は、子供の教育で一番大切なのは、「食を通じた教育」であると言うことです。

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子供の好き嫌いをなくすこと

石塚左玄の食を通じた教育で一番大切なこと。 それは「子供の好き嫌いをなくすこと」。

子供は日々の食事の中で、「自分の嫌いなものを、努力して好きになる」という成功体験を積むことによって、「人生というのは自分が努力をすれば、どんな困難も克服できる」ということを学び、自分自身で強く生きる力を身に着けることができるというものです。

食べることは生きることそのものですので、どんな食べ方をするかによっても人生は大きく変わってきます。 食べ物に対して好き嫌いが多い人は、人や物事に対しても好き嫌いが多いため、どこへ行っても自分の気に入らない人にばかり出会い、自分の仕事や家庭環境にも不平不満がつのるので、ストレスフルな生き方になってしまいがちです。

一方、好き嫌いのない人は、どこへ行ってもどんな人にで出会っても、出会った人のことを好きになり、ご縁があったことに感謝ができるので、良好な人間関係に恵まれます。 仕事も同じで、どんな仕事であっても選り好みせず一生懸命に取り組むことが出来るので、会社で昇進したり、自分の事業で成功する事が出来るでしょう。

また、経済的に安定すれば家庭円満になり、家族同士がお互いを大切にして倖せな毎日をおくることが出来ると思います。

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私の成長期(年がバレますけど笑)

私が成長期だった昭和40~50年代というのは、今のようにファストフード、ファミレスなどの外食産業はなかったので、外食は家族にとって特別な行事でした。 また、レトルトや冷凍食品もあまり普及してなくコンビニもまだありませんでしたので、家庭で毎日ご飯を食べるのが当たり前という時代でした。

ですから家族そろって家でご飯を食べるのはごく普通の光景で、どの家庭の母親も「子供の好き嫌いをなくすこと」に一生懸命頭を悩ませていました。

私は小さい頃は人参が得意ではなかったので、母がいつも人参を小さく刻んで、いろいろな食べ物に混ぜて「なんとか食べさせる」という努力をしてくれました。 そのおかげで大人になった今、食べ物の好き嫌いはほどんどなく、どこへ行っても美味しくご飯をいただき、どんな人と出会っても楽しい時間を過ごせるようになれました。

そのことを今は心から感謝することができるので、両親にできる限りの親孝行をしたいと思っています。

「子供の好きなものをつくる」から「子供の好き嫌いをなくす」。 それこそが「食育の原点」であり、これからの子供の人生ために一番大切な教育であるということを、時代を超えて私たちに伝えたかったのですね。

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